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さんいんあすねっとによる
公開イベント(トークライブイベント2003) |
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さんいんあすねっとでは、メンバーのみを対象とするミーティングのみならず、地域を巻き込んだイベントの開催を計画しています。また異業種交流会・オフ会という名の情報交換会は米子・鳥取・松江などで随時行っております。
第1回トークライブイベントのレポートへ
公開イベント「第2回山陰でがんばる人のためのトークライブ&交流会2003」
■日時:2003年6月29日(日)15:00〜18:00 ■参加人数:19名 |
山陰(鳥取県・島根県)在住の20代・30代の若手有志が集まり、山陰で友達を増やそう、知的好奇心を満たそう、山陰を元気にしようという趣旨で、トークライブ(講演)と交流会イベントを開催しました。
今回のトークイベントは少人数だったため、かなり密度の濃い内容で楽しかったです。
おもしろかった点としては、地域・個人の危機管理としてのポイントであるコミュニティー作りが山陰ではしっかりととれていると言うことが早々に判明し、結論が先行した形での話となっていた点ですかね。それでもお話としてうまく話されていたのが印象的でした。
講師の方もおっしゃられてたいのですが、危機管理は当たり前にしている事の延長線上なので、ポイントと上げた点についても当たり前って感じもする所がありますが、講師の方から一つ一つに対してしっかりとした説明があったので、かなりためになる内容となっていました。
すっごく貴重な時間をもらえて良かったなぁ感じでした。【H】
【公開イベント】
「山陰でがんばる人のためのトークライブ&交流会2003」
■主催:山陰の明日をつくる情報ネットワーク
■日時:2003年6月29日(日)15:00〜21:00(18:30より懇親会)
■場所:鳥取県立米子コンベンションセンター「BIG SHIP」第7会議室
■講師:浅利眞さん(クライシスインテリジェンス・日本危機管理学総研)
テーマ『山陰人のための危機管理入門』
PART1「危機管理ってなに?」
PART2「国際テロに巻き込まれないための基礎知識」
■後援:NHK松江放送局・NHK米子支局・山陰中央テレビ・日本海テレビ・山陰放送・山陰中央新報社・エフエム山陰(順不同)
■参加人数:19名(交流会&トークライブ19名・懇親会13名)
[ 学習会 ]
▼交流会&トークライブのダイジェスト(監修:講師の浅利眞さん)
▼タイタニックと危機管理
トークライブの前日、映画の「タイタニック」が放映されていた。タイタニック号が処女航海で氷山に衝突し沈没したころ、船会社の間ではイギリスとアメリ
カ間において所要時間の短縮を競っている状態であった。 「時間の短縮=スピードを上げる=氷山に衝突する確率が高くなる」ということを念頭に当時から危機管理については論じられていた。
そこで問題になっていたのが、氷山に衝突する可能性があるという警告があったにもかかわらず、タイタニック号は航海スピードを緩めなかった。その結果映画の通り衝突してしまった。
「タイタニック」に関わらず、映画になるの材料は「危機管理に失敗した事例」がよく取り上げられている。例えば「ボルケーノ」「エアフォースワン」「シークレットサービス」。
危機管理に成功していれば、なにも起こらないわけで、映画の題材にもならないはず。よって危機管理は、それがうまく行っているところは目立たない存在であり、日常的にされているもの。特別な資格や考え方が必要なものでもない。
例えば、「交通事故」という危機に対しては、「赤信号のときには道路を渡らない」といった普段からされていることである。
▼危機管理とは
英語の辞書をひくと、危機管理はcrisis management。危機管理の学問はできて約50年と新しい。主要な見解も多く分かれており、統一したものはない。
このトークイベントでは危機管理は「人の生命の維持及び組織の存続に対して行う必要な技術」と定義する。
▼危機管理の流れ
まず第一に「危機の定義づけ」が必要であり、人の生命の維持、組織の存続を脅かすものを「危機」と考える。しかし「危機」の定義は各個人、各法人によって異なるもの。例えば学校における「危機」は何なのか?先生の立場を守ることか、生徒の命を守ることか?この危機の「定義づけ」から考えないと、危機管理を考える際の方向性も変わってしまう。日本の企業が危機管理に失敗しているのが、この「危機」をあやふやに考えていることから起こることが多い。新聞紙上を騒がせた某食品メーカーはこの「危機」の定義を「自社の存続のために、目先の利益が減少すること」としたために自己保身の方向へ向いたと言われている。食品メーカーの本当の「危機」は「消費者の信用を損なうこと」ではないか。
2番目に「情報収集」、情報収集は重要である。やりかたとしては新聞を読んでもらいたい。
そして「予防と準備」これはこれまで当たり前にこなしていることを毎日徹底して行うこと。「交通事故を予防するには赤信号を渡らない」「盗難を予防するには事務所の鍵は閉める」「食中毒を予防するには工場を清潔にする」これだけのことである。
ここで例として女性の1人暮らしにおける危機管理としては、外出する際には必ずドアと窓ガラスの鍵を閉める、エレベーターで他の男性といっしょになった際には1つ後に乗る、暗い夜道を通らない、簡単なことであるがラクをしようとしてこれらをうっかり忘れたときにトラブルに巻き込まれるケースが多い。言い換えるならば「利便性や目先の利益を優先させない行動」が危機管理といえる。
▼参加者から質問のあったケース・町の防犯
山陰のような町内会や自治会などのコミュニティー活動がある程度残っているところは防犯に対する危機管理ができあがっているといえる。東京などでは隣の人の顔も知らないといった、地域のコミュニティー活動が崩壊しているため、ピッキングを使った窃盗等この手の犯罪が横行している。
よって町の防犯に対しては「それぞれが隣の人と話をすること」が結論である。
犯罪の増加に伴って、都心部では家の鍵を変えるまたは増設するところが増えているが、ピッキングに遭っていない鍵メーカーのものはほとんどない。1つのドアで2つ以上の鍵は必要。
▼参加者から質問のあったケース・地震災害
この日本では水と食料は1日経てば救援が来て配給が行われるので、それほど心配はいらない。どれよりは「地震が発生した直後に自分が生き抜くために何が必要か」を考えるべきである。例えば大地震が発生したとき、玄関がつぶされてそこから外に逃げ出すことのできないこともあるため、靴や手袋は防災グッズとして用意しておくべき。また倒れた家などに生き埋めになることも考えられるので、防犯ブザーなどの鳴るものを手の届く位置に置いておいたりするなど脱出できるために必要なものも準備しておくこと。火災に備えて自分の呼吸器を守る器具も必要。また家から避難場所までの経路も日頃から考えて、下見しておくことも情報収集の一環として大切。
▼組織における危機管理
どこの会社、組織でもたいてい「危機管理マニュアル」たるものを作成しているが、「危機」が発生しているときに「マニュアル」を読んでいる余裕はない。
そこで危機が発生した時に読むものではなく、危機が発生していないときに読むために、1人1冊配布される教科書的なもの「イエローブック」と、危機が発生したときに初動で至急に行わなければならない項目を最低限並べた「レッドチェックリスト」(事故に遭ったときの手順書みたいなもの)、2つを作成するのがよいだろう。また「レッドチェックリスト」の内容は組織、所属部署、役職等で異なっている。
危機管理には正解はない。すべては「いかにその場で決断するか」である。がけ崩れが起き、避難した方がいいのか、避難中に土砂に巻き込まれるのを防ぐため、その場にいた方がいいのか。ストーカーに追いかけられたとき、助けを求めるため声を出した方がいいのか、それとも相手を逆上させないように黙っていた方がいいのか。危機管理とはいろいろなシチュエーションに合わせて決断を行うことであり、いざというときに、その決断が遅れれば遅れるほど被害は拡大する。早め早めの決断が必要であり、普段から会社内などで早めの決断を行うための訓練が必要である。
危機管理を行う専門組織は必要である。危機を回避するには情報収集が必要であるが、その情報を少しでも見逃すと会社を取り巻く大きな流れが読みきれないこともあるし、収集した情報を分析する能力を高めることも重要である。私たちら毎日新聞を読むだけでも十分。そして1つの事件やトピックが日を追ってどのように新聞での大きく掲載されるようになるかその推移「記事のつながり」を見る訓練が効果的。そうすると1つの「危機」が起きてもどのように決断をすべきかというセンスが磨かれる。
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